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株で絶対に負けない方法は「株をやらないこと」です。
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今日の建玉 枚数 約定単価 約定日時  
スカパー 10 38600 前中  
KDDI 1 507000 後中  
イオンモール 100 1706 後引  
         
今日の決済 枚数 約定単価 約定日時 損益
なし        
         
現在のポジション 枚数 含み損益    
レオパレス 500 -6000    
イオンモール 100 0    
スカパー 10 -4500    
KDDI 1 3000    
合計   -7500    
         
現在資産 1432472      
前日資産 1437361      
前日比 -4889      



うぎゃあああああああああ!!!!!!
昨日決済したオレの銘柄が! 銘柄が!!!

コナミ+89
DCM+16
ラウンドワン+1
五洋建設+3

計算してみれば、約30000万の利益
あと一日持っていて引けで決済してれば、約30000万の利益
夢の週足+10万、ありえた
生まれて初めて株で得たボーナス級の利益、ありえた
あと一日……
あと一日持ってさえいれば……

ああ、なんという判断ミス
七男事件以来、あれほど「下がったところでは売るな」と決めていたのに、昨日はまさに「下がったところを売った形」だった

「地合いがいい日に買い持ちは決済する」という取り決めがオレの判断を狂わせた

地合いのいい日に上がらないなら、その後も上昇は見込めまい
今日(1日)は稀に見る日経+200の日
オレの銘柄たち、確かに下げてはいるが、今日がダメなら明日はもっとダメだろう
仕方がない、特にコナミは痛いが、決済するしかない
損失を回避するのも立派な利益
2日からは新しいスタートだ

この考え、間違いだった
地合いを見るという新しい着眼点がオレをマイナスに導いた
むしろ地合いなんて見てないほうがよかった
今回の件に限って言えば



まぁラウンドワンの決済は昨日でもよかった
「上がったところを売った」わけだからな
実際今日の上昇も、引け値で見たら+1
場中に決済できなかったと仮定するなら大して痛くもない取り損ね

しかし他の銘柄は別だ
特にコナミ、+89の上昇、ひいては約27000円の取り損ね
痛すぎる……
泣く泣く-15000を了解したのに、この取り損ねは痛すぎる
主に精神的な意味で



ちくしょう……
シーラボの早期退却はともかくとしても、この上昇は取れる利幅だった
「上がったところを売る」というルールを遵守していればよかっただけのこと

あれほどやりたくなかった七尾事件と同じ失敗
奇しくも「あと一日持っていれば」の部分さえ全く同じ失敗

金額や建て枚数こそ違えど、これは「またやってしまった失敗」以外の何物でもない
まるで成長してなどいなかった
オレはバカ野郎だった……



昨日のダウは-40ほどの下げ
まぁマイナスだし、更なる暴騰はオレもないとは思っていたから「日経は弱くなるのかな?」と思えなくもなかった

しかしその前の+400を考えに入れるなら、そこからの-40など調整程度の下げに過ぎない
合わせて+360なら、直近では好景気といってもいいぐらいのカイトン地合いだ
日経も今日は微プラスのヨコヨコで、どちらかと言えば「もう少し買い目線でもいい日」だった

まるで検討外れの謎の一日、というほどのことでもない
昨日のオレがもう少し冷静に粘る決意を固めていれば、取れた+30000
これは惜しい、本当に悔しい……
だからお前はダメなんだと思ってしまう一日だ……
クソクソクソッ!!



しかし……
そうは言っても今日の上昇は「明らかに約束された上昇」なんてものではない
実際日経は微プラスでヨコヨコだったし、昨日の強地合いの中下げた銘柄がさらに下がるということも十分考えられた
「上がったから」とか「下がったから」とか直近の値動きだけを追いかけていては「せっかく反発したのに次なる下落を食らって損失に逆戻り」ということもありえる
今日が爆上げだったから落胆しただけのことだ、と言ってしまえばそれまで

しかし、コナミが昨日の株価で終わらないことを事前に知る要素はあった
実際は今週の頭ぐらいからそれを考えてはいたものの「もし検討外れだったら最悪」「せっかく戻してきたのにまた損するのは嫌」と思って大して信頼していなかった要素の一つだ

だってオレは9月頃にこれを狙って損失を重ねている
まぁそのときは「決めたルールを守っていなかったから失敗した」ともいえるからこの作戦の良し悪しを判断できるようなトレードができていなかった

改めて再確認したこの作戦の有用性
つまり「25日移動平均線に接触するまでは粘ること」だ

移動平均線は株価に対して「真ん中の価格」と捉えていいと思う
それより上は無限大、それより下も無限大
だけど移動平均線は真ん中のライン

数字でいえば「0」みたいなものか
整数はプラスもマイナスも無限にあるけど、0は常に真ん中
基準となる数字、ということだ

材料で上下したり、新日本理化のような仕手株はともかくとして、商いの多い大型株は一般的に移動平均線を中心として値動きしていると言っていいと思う
そもそもオレは「移動平均線から乖離率の高い銘柄を狙って買ったり売ったり」を作戦として取り入れているから「下に乖離した銘柄を買って、戻していく過程で利益を得る」というのはセットとして考える必要がある
「行き過ぎた過熱を利用して反転の利幅を取る」という感じか

コナミは、今日の上昇でようやく25日平均線に接触した
一昨日の上昇や昨日の下落では、まだまだそこまで到達していなかった
これがもし「コナミの下落は25日平均線にタッチして一旦終わりを遂げる」と仮定するなら、今日の上昇は計算の範囲内、予想できた上昇ということになる

悪いケースを考えると、コナミは昨日の下落以降ヨコヨコの推移を刻んで、下がってきた25日線に接触するというパターンもあるが、その場合でも昨日以上のダメージを受けることは考えにくい
オレのエントリーは25日線タッチをイクジットポイントとして考えるべきだったのだ

実際日経も25日線にタッチした昨日から大きく上げてはこなかった
11月の下落は昨日の上昇を以って一旦終わりとなり、12月からは新しい相場を作っていく、ということなんじゃなかろうか

それを思えば、25日線を意識しない位置での決済は失敗だった
地合いを見すぎていて個別銘柄のチャートを見ていなかった
地合いのチャートを重視するあまり、個別銘柄に対しては値動きで狼狽した、と言い換えてもいい

「エントリーと同時にイクジットのポイントを決めておくこと」というのが短期売買の常識というのならオレが「25日線から大きく乖離した銘柄を買って、25日線タッチによってイクジットする」というルールを作っても問題はないような気がする

シーラボとコナミとの付き合いによってオレは握力の重要性を感じた
決めたルールが有用なものとして信じられるのなら、遂行することはたやすい
12月は、とりあえずそれを念頭においてトレードしてみるか……



さて新しくエントリーした銘柄
KDDIはちょっと上昇したが、他はいまいちな動き
特にスカパーは買いどきを間違えた感じがする
下がっている真っ最中に買ったからその後の下落をまともに食らっている

イクジットについてはとりあえず決まったが、エントリーに対してのルールがまるでできていない
今日買った銘柄も、一応乖離率を根拠に買ってはいるが、セクターも地合いに対する影響も直近のニュースも各々バラバラでまるで統一性がない……

確固たる理由で「これは買いだと思った!」というよりポジションがレオパレスしかない状況で勉強もクソもないから、とりあえず今のところ「まだいいかな?」と思えるヤツを買っておけ、と適当に選んだと言うほうが正しい感じ

前も思ったがオレは銘柄の選択幅が人より狭い
「知っている企業のものを」とアドバイスされたから、名前も業務内容も知らない謎の会社を買うことはなくなったが、これが投資においていいのか悪いのかわからない

オレが実感する知っている企業を買う利点については、ニュースの理解が早い、というのが挙げられると思う

オレはスマートフォンを持っているからIPHONEのニュースに対しては多少の興味がある
今はソフトバンクだけど、DOCOMOがスマートフォン出すなら、次は乗り換えてもいいかな、と思ったりする
オレはゲームが好きだから、コナミとかスクエニが次に出すゲームには多少の興味がある
もうゲームに躍起になるような年じゃないから、最近の機種は何も持っていないが、昔遊んだときメモやFFの続編がどんなものになっているのか多少の興味がある

反面、生活にまるで関係ないような半導体とか化粧品とかについては全くわからん
業績の良し悪しはどこの企業も共通だから「シーラボ、今回の決算いいみたいだよ!」というのはわかるものの、新しく出した「これこれこういう商品がこれこれこういう理由でこれこれこういう層に受けてるみたいです」なんてことを聞いても全然ぴんと来ない
いいニュースなのか悪いニュースなのかもわからん
これは「この企業の業種に興味を持っている投資家」に負けていることを意味する

しかし、オレの場合はニュースよりテクニカルを重視して銘柄を選ぶ考えだから、チャート的に見ていいと思ったのなら、そういう銘柄も視野に入れていく必要がある
電話やゲーム業界が常に投資の対象となるとは限らない
銘柄に惚れるべからず、というのはこういうことを言っているんだと思う

だからニュースを見たとき良いか悪いかだけでも判断できるなら、とりあえず投資対象として選んでもいいと思う
実際シーラボの上昇は地合いとの関係上予測できると踏んで、オレは爆上げの日に決済しなかったし、その日に上昇した+30000の利幅を思えばオレの手に入れた+12000は小さなものだが「その日に決済するべき」という判断自体は間違っていなかった

「チャートで選んで、ニュースを分析して、判断する」ことを徹底しようと思う
選ぶ根拠がニュース、というのは買い遅れ、天井掴みの恐れがある
基本的には自律反発と呼ばれる上昇を期待して買いを入れて、銘柄を持っているあいだはニュースを見ておく、というのが今のオレには合っているかな

そうやって今は興味のない企業のニュースを読む習慣をつけていけば、一年後は慣れた感覚で様々な企業を見ることができるようになっているかもしれない
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