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それは「株をやらないこと」だ。 約三年に渡る株式投資で1000万以上の損失を出した私、九電男が綴る株に関するブログです
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相場には色んな人がいる

好きな企業の株を買って、配当金や株主優待を楽しみにしている人
四季報を手に入れて企業の分析を行い、優良株を探し出してトレードしている人
チャートの形のみに頼って過去の挙動を分析し、システムトレードをしている人
板状況や分足を見定めて、1円抜きなどのスキャルピングをしている人
レオパレスの上昇に飛びついたり、ZOZOの急落に飛び込んでミゾ死を食らっている人

個人だけならず、ファンドによる運用や自社株買い、企業の吸収合併のためにも株は売買されています
多種多様、色んな理由と見方を持って、株は買われたり売られたりするわけです

ザラ場中にチャートソフトを開いていると、歩み足がつきますよね?
それを眺めていると「こんなところで買うのはなぜ?」と思うことが多々あります

個人も大口も各々の根拠を見出して、そこで「買い」と決断するわけですね
理解できたり、できなかったりしますが、これは誰しもが感じることではないでしょうか



さて、タイトルのほうへ移りますが、あなたは株の売買で儲かっていますか?

株をやる理由は一つ、儲けるためですよね?
まぁ優待で送られてくる「オリジナルなんちゃら」が欲しいがためにクロストレードしているなんて人にとっては、アイテムの価値がプライスレスだったりするので違うかもしれませんが、基本は「上がる」と思う株を買いますよね?

企業の吸収合併でも同じです
ここを吸収できれば、後の収益に貢献するだろうと考えるからこそ、株を買うのです

となれば、分析するのは当然
この企業に大事な資金を預けてしまっていいものか、と慎重に考えて当然です

そこまで考えたのだから、その判断は正しいことのほうが多いはずでしょう
勝ちと負けで言うならば、負けより勝ちのほうが多いはずでしょう
100回勝負すれば、60回から70回ぐらいは勝てるはずでしょう
だったら、儲かって当然のはずでしょう

でも、儲からない人がいる
これは、なぜなのか?

分析が足りなかったのでしょうか
100ある情報のうち90までは分析したが、分析していなかった10の要因で株価は下げてしまった
確かにそんなこともあります

例えるならば、2chのレオパレスのスレは全て読み、レオパレス関連のニュース(Hyper SBIに送られてくるヤツ)にも目を通し、信用倍率も見て、四季報に載っている情報も見て、何なら家のそばのレオパレスのアパートにも視察に行って、にやけ面の中国人とすれ違う経験もして、そして爆上げした瞬間のレオパレスバスを見たとき、信用全力で突撃した、としても、トランプが「下げ」と言うかも知れないことを考えていなかったばっかりに「仕事」、つまりとてもブログで書くことはできないような裏の「仕事」に従事することになってしまう、ということだってあり得るわけです

勉強不足だったために読みきれなかった、ということは大いにあり得る話ですが、しかし失敗した経験を活かして、次の勝負に挑むのならば、その予想的中率は過去より上がっていくわけで、いずれは勝ち組になることもできるはずです

でもそうならない、負けっぱなし
勤勉なあなたは、なぜかいつでも負けっぱなし
この原因は、おそらく勉強不足だからではないのではないか、と私は思うのです



とりあえず現状で考え付くのは「株価の動きは上と下ではない」ということです

いや上と下しかないんですが、そう言ってしまうと、値動きは二次元的な捕らえ方をすることになります
この捕らえ方が危険なのでは、と思うわけです

たとえば企業を分析して、いわゆるグロース株、つまり「将来の上昇は期待できそうだが、今は無名の企業」を見つけたとしましょう
とある休日、チャートソフトを開いて、その銘柄を「えいやっ!」と買ってみました

しかし「買うなり上がり始めた」という幸運に恵まれるばかりではありません
仮に買うなりすぐ含み益になったとしても、一週間もすれば含み損に転換することもあります
更に次の日、その次の日、そのまた次の日、と三連安を食らったりなんかすると「オレは間違っていたのではないか?」と考え始めます

「企業の将来」を期待して買ったはずなのに、手持ちのポジションが含み損を拡大していくなんて絵を目の当たりにしたら、あんなにも分析をして「買う」と決めた銘柄なのに「ここらでやめておこうかな」という気になってしまいます

時間をかけて分析して得た情報や期待よりも、目の前の損失拡大による恐怖が判断を狂わせるのです

値動きは上と下しかありませんが、「明日上がる」ことと「5年後、倍になっている」こととは意味が違うと思うのです

グロース株への投資は「明日への期待」ではありません
「5年後」や「10年後」の期待であるはずです

となれば、買った翌日からどんどん下がっていったっていいじゃあないですか
「5年後」買値の倍になっていればいいんですから
というよりも、そういう狙いだったわけですから

次の日下がったのなら、買いたかった銘柄がよりお買い得になったわけですから、むしろ喜んで買い増しするべきではないでしょうか?

でも人間、そんなことはできないんです

勉強や分析が得意で勤勉なあなたは、企業のこと以上に相場のことを勉強して知っています
「相場では何が起こるかわからない」「オレの読みなんて外れるかもしれない」と知っているんです

だから目の前でポジションが含み損になると、買う前に考えていた「上がる根拠」は音を立てて崩れていくってわけです



私が株を始めた2011年は下げ相場でした
日経平均株価もNYダウ平均株価も、ともに8000台でした
私は様々な株を買いましたし「下げ相場というのなら」と信用取引で空売りしたりもしていました
全ての売買で損失を出したわけではありませんが、トータルでは大損しています

結果論になりますが、難しいことなんて何も考えずに、トヨタ自動車辺りを買って今日まで何もしなければ、資産は倍以上になっていたわけです

当初の私は、株は長期で保有するものだと考えていました
しかし、銀行の金利は0.001%なのに、株を保有していたら、たったの数時間で5~10%動いたりするわけです
8年後の今日、トヨタ自動車が倍以上になっていることより、明日5%儲かるほうがいいに決まっている、と私は短期トレードを繰り返して大損したわけですが、実は現物放置が正解だったのです

この「時間軸の違い」と「毎日の値動きに晒される感情の揺れ」が、私たちの判断を狂わせているのではないか
私はこのように思います
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