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それは「株をやらないこと」だ。 約三年に渡る株式投資で1000万以上の損失を出した私、九電男が綴る株に関するブログです
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前に書いていた内容のほうが面白い
と、言うようなことを某所で言われた



僕は、週末に死が確定している人間です
死というのは、リアル死のことです
株でやられて死んだー、とかいった類のものではないです
リアルな「事件にならない死」のことです
どんなものになるかはまだわかりませんがね

さて、死に直面した人間、というのは実はかなり落ち着いているものです
何をどうやったところで、どうにもならず、結果はすでに決まっている
これを受け入れた状態だからです

天国・・・。まぁそんなものがあるのかは知りませんが、死んだ後の世界に持っていけるものなんて、この世にありません
お金がいくらあったところで無駄、友達が家族が、何人いたところで全部無駄
こちらのブログが僕の死んだ後にどんな扱いになっていようと、それ全て僕にとっては無駄以外の何物でもないわけです

話がだいぶ逸れてしまいましたね

何人の人がこのブログを読んだのか、僕には知る由はありませんが、ブログの過去の記事がせっかく残っているので、少し読んでいました
走馬灯、みたいなもんですかね、自力走馬灯ですが・・・

確かに昔の記事、面白いですね
自分で言うのものなんですが、どんなものを書いたのかなんて、ほとんど覚えていないので、数年前の記事となると、結構新鮮な気持ちで読めるものなんですよ
しかも自分の書いたもの、だからですかね
文章のリズムというか、テンポみたいなものが僕にとってはぴったり合うんですよ
だからなかなかどうして非常に読みやすく、それでいて興味深く、面白かったです
過去の自分の記事は

別に勧めているわけじゃありません
僕のブログは過去の記事を遡って読めるような工夫をしていないですし、「前の記事」ボタンを数百回押すなんてこと、普通しませんからね
しかしまぁ僕はブログの管理者ですので、その辺は割りと簡単なんですよ
過去の記事を遡って、順番に色々読んでいたんです



当時の僕って、株に興味があったんですよね
それが今の僕に、本当に強く伝わってきました

書いている内容に力がありました
興味を持って接しないと得られない、そんな力が記事から溢れていました

収支なんかも真面目につけていましたね
見直して次の売買に活かそうだとか
コメントで頂いたことを実戦で活かそうだとか
まぁ可愛いものですよ

大損から来る精神の崩壊と、手をつけてはいけない金に手をつけたことと、またブログの中では具体的に触れられていなかったのですが、アッチ系の方面と関係を持ってしまったことなどが関連して、徐々にブログはつまらなくなっていきました

あくまでこれは僕自身の感想ですよ?
僕自身のブログを読んだ僕自身の感想です



なぜ、つまらないか
今の僕にはわかるんです

僕は負けた金額が大きくなればなるほど、より大きな金額を張るようになっていきました
マーチンゲール法、とはちょっと違いますが、アレをイメージしてもらえたらと思います

負けたら当然取り返したい、それも早く取り返したい
早く取り返したいから大きく張る、だって大きく張らないと大きく取り返すことはできないから

まぁ早い話がこういったことです
当然手持ちのお金では足りずに、お金の工面をするようになっていきます
まるで「あと一万あれば出るんや!」とパチンコ台に向かって叫んでいるおっさんのようですね
過去の僕はまさしくそれでした

そして、こうなってくると、もはや株がどうとかニュースがどうとか、株以外のプライベートがどうとか仕事がどうとか
もう全部全部どうでもよくなってしまうんですよ
株で儲かりさえすれば、損を取り返しさえすれば、他のことは全てどうでもよいとなってしまうんですよ

となると、僕の送る日々は「儲かるか」「損をするか」の二つに一つしかなくなってしまいます
儲かった日は「よっしゃー!」と声高に叫び、喜びを身体全体で表現し、ブログに喜びの詩を書き、室内で舞い踊ります
損をした日は「・・・死ね」と声も低く唸り、世界中の全てを呪い、ブログに呪詛を吐き、室内で誰かを苦しめることだけを考えながら、拳から血が噴出すまで壁などを殴ります

常に二つに一つ、なんです
「儲かったか」「損をしたか」
このどちらかしか、当時の僕の人生にはなかったのです

まぁ株というものは、究極、そんなものなのかもしれません
単に張りが少ないうちは、儲けるといっても知れていますし、損をするといっても知れています
そんな知れている収支、よりかは、まだ僕の人生の中に優先すべき出来事があったというわけです
僕の人生を単純にいって「株10%ブログ10%その他80%」みたいな割合であったのなら、株をはじめたばかりの頃の僕のように、少しは他人の興味を引く内容の記事が書けたのではないか、と今では思います

ただこの収支が「知れているものではなくなったときから」が問題だったのです

それ以来、僕の人生は上記の割合で言うなら「株90%ブログ5%その他5%」みたいな割合になってしまっていたのです
人生の90%を占める問題が悪いほうに転がっていたなら、誰しも世界に絶望し、何も考えられなくなってしまいますよね
僕はあるときからこういった状態となり、そして落ちるところまで落ち、これ以上、この世の中で落ちるべきは場所ないといった状態になり、今週末、全てに別れを告げることになります



最後に思うのは、過去の記事を読んでよかったということです
死の間際に走馬灯なんてものがあるのかはわかりませんが、僕は死ぬまでに僕自身の軌跡を辿ることができた
これって、結構幸せなことだったんじゃないかなと思います

最後の記事で、何か格好をつけたことを最後に遺したいな、と思いましたが、すみません
かしこまるとダメですね、何にも思いつきませんでした

ただ、僕みたいな人間がこの世に生きていたということを、誰かに覚えていてもらえたら、記事を書いた意味もあるのかな、と思います

さようなら
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