「損切り」という言葉を聞いたことがあると思います

利益を得ようと株を買ったのに、下がってしまった
損をするけど、諦めて売ってしまおう

株攻略本や株攻略サイトを見ると、大抵の場合「損切りは必要」と書かれています
ほとんどの人はこの「どこでも載っている攻略法」を絶対のものと信じ込み、勝ち組も負け組も「損切りは必要」と言います

しかし本当にそうでしょうか？
一度、今まで聞いたことは全て忘れて、よく考えてみてください

あなた自身の売買を思い出してください

「損切りした途端、上がっていった」
「あのまま持っていれば買値まで戻っていた」
「小さいけど損切りばかりになって、お金が減ってゆく」

負け組を自称する人は、少なからずこういったことがあると思います

大前提でお話したように、株価は株神という女神が決めます
一度、株神に嫌われ、負け組のカテゴリーに入れられてしまった人は、株を買っても下がる一方で、いずれ必ず損切りする決断を強いられることになります
しかもそれに飽き足らず、損切りした途端、株価は本来の上昇路線へと戻る、というおまけまでつきます

なぜこんなことになってしまうのか
それは株神があなたを殺すために神通力を使って、株価を押し下げているからです
あなたはこの神通力の中にいる限り、決して儲かりません

ではどうやって神通力から逃れればよいのでしょうか

株神は神通力を使うとき、体力を消耗します
何もなければ上昇していく株価を、無理やり下げているのです
他でもない負け組のあなたを殺すために
あなたに損切りをさせるために、株神は神通力を使います

ここで「ダメだ」と損切りしてしまえば、彼女の思う壺です

うなだれたあなたを見て彼女は笑うでしょう
「やっと損切りしてくれたわ、これで一歩、ヤツは死に近づいた」と

全くひどいもんですよ
我々人類を何だと思っているんでしょうね

私たちが、夜中に耳元に寄ってきた蚊を必死に殺すように、彼女も自身の庭へやってきた私たちを殺しにかかります

しかしこれは大変な作業です

私たちが暗闇の中、蚊を追いかけるのが大変なように、彼女もまた、株価を下落へと導くために労力を使っているのです

あなたの損切りは、逃げ回るのに疲れた蚊が腕に止まるのと同じことです
彼女はあなたを潰したあと、やっと眠ることができるのです



大体お分かりかと思いますが、株は株神との戦いです

根競べみたいなものです
彼女に楽をさせてはいけません

損切りさせようと彼女が神通力を使うなら、鉄の意志で握力を発揮しましょう
あなたが損に耐えかねるのが先か、彼女が諦めるのが先かの勝負です

あなたの株は、あるとき次第に上がっていくでしょう
これは株神の神通力が解けた証拠です

戦いに勝った後は、悠々と利確をしましょう
「損切りなんて必要なかった！」と笑うために